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犬の異物(腸閉塞)

2023.06.05

こんにちは!どうぶつ病院京都 四条堀川、獣医師の柏原です!

さっそくですが、本日紹介させてもらうのはワンちゃんや猫ちゃんでよく遭遇する異物誤食の子です。

嘔吐が止まらないとのことで来院されたワンちゃんです。

まず触診でお腹の中に何か異常がないか触っていきます。

異物のような物が手に触れたので、レントゲン検査を行ったところ大きな石が写りこんできました。

 

重度な胃拡張と小腸内の異物(石)

 

胃拡張を起こしてショック状態だったため、すぐに胃の中のガスと液体を針をついて抜き、点滴を流し、状態が安定したところで緊急手術を行いました。

腸閉塞を起こしており、腸もかなり傷んでいました。

腸切開を行い、異物を取り除き、縫合して手術は終了です。

異物はこんな石でした!

 

 

翌日から柔らかい食事をあげていき、3日後には無事退院しました。

異物を誤食する患者さんはとても多く、見つかるのが遅いと亡くなってしまう可能性のある怖い病気です。異物の誤食には気をつけましょう!!